『ことぶき』

広尾という町は、正しく多国籍の町である。

彼らにとって『広尾』は、
渋谷や六本木といった『歓楽街』ではなく、『生活拠点』なのである。

一等地に住む者もいれば、
まだ残る数々の寮・アパートに留学生として滞在している者もいる。


そして酒場には今日も、ホッピーを片手に、
世界中の言葉の会話が流れている。


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店名：焼き鳥　ことぶき
電話：[phone]
住所：渋谷区広尾5-3-10広尾デンタルビル
営業：[月～木]11:00～14:00　17:00～翌1:00
　　　　[金]11:00～14:00　17:00～翌2:00
　　　　[土]17:00～翌2:00
　　　　[日]17:00～翌1:00 
詳細：http://www.kotobuki-tokyo.com/yakitori/index.html
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暖簾をくぐると、カウンター席にテーブル席とかなり広めの店内である。

厨房では、少し強面及びイケ面の『店の長』らしきお兄さんを始めとした
数人の若者がチャキチャキと注文をこなしていた。


カウンターに座り、まずは「ホッピー」を頼む。



すかさず、ホッピー瓶と焼酎が入ったジョッキが出される。
まずは一杯。ここのホッピーは美味い。




お通しはマカロニサラダだが、これが結構凝られている。
『レーズン』が入っているのだ。

さっぱりとしたマヨネーズの風味にレーズンのほのかな甘味が加わる。
これは美味い。




こちらは定番の肴、ポテトサラダ。
人参・胡瓜・黒胡椒が加えられている。
これも文句無しの美味さ。

『ことぶき』が使用するマヨネーズはあっさりとしていて、
体にも優しいようだ。




こちらも定番の『煮込み』。
モツ以外に大根・蒟蒻といった具材がタップリ入っている。
アッサリとしていて、とても美味。

ちなみにこれは「赤　煮込み」。
他には「白　煮込み」があり、恐らく味噌の違いではないかと思う。




最後にホッピーナカと串モノをもらう。

串モノは多少値段は高いものの、
そのボリュームと質の高さに驚いてしまった。

これは一人ならば、一種一本ずつで十分である。

特に牛タンは厚切りで食べ応えがあった。


さて...ご馳走様でした。

お通し　×1
ホッピーセット　×1
ナカ　×1
ポテトサラダ　×1
煮込み（赤）　×1
串焼き　×3

計2200円ちょっと。
酒場としての質、そして店の立地等を考えると、とても安い。

やっぱり若い人がやっているお店は活気がある。
広尾というのは高級レストランばかりのイメージであったが、とんでもない。
素晴らしい、未来の大衆酒場が見えた日だった。