『ほりこし亭』

いい空だ。
空だけは、いつまでも変わらない。

今日も呑むにはいい時間となった。
日々同じことの繰り返しにみえても少し違う。
それが「生きる」ということ。

今日は此処。



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店名：ほりこし亭
住所：東京都渋谷区恵比寿1-4-1 恵比寿アーバンハウス1F
営業：月～金
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ほりこし亭は、私が恵比寿・東口エリアで最も信頼のできる、最良の店である。
何時訪れても、美味い酒・肴を頂ける。

そして何より美人で謙虚なママの、いくら下らない話でも親身に聞いてくれる姿が好きだ。

私は18時頃にいつも扉を開ける。まるで家に帰るかのように。

『あら、いらっしゃい。久しぶりね、Mちゃん。』

どんな男だって、ついつい顔がほころんでしまう...。




突き出しは、タップリと旬の枝豆が出される。
もう、まぅいー感激・嬉し過ぎ（笑）。



枝豆にはビールだが、早速熱燗で温まろう。

『超熱燗でいい？』　

燗は電子レンジで行われる。
「ほりこし亭」の超熱燗は、五臓六腑にまで染み渡る温かさだ。

燗酒には刺身だな。




見よ、このホタテの身の美しさよ。新鮮である事がすぐに分かる。

プリップリで甘い...。すかさず燗酒を流す。
くはぁ～っとつい、声を出してしまう。

また、刺身の『つま』にも一仕事加えられているのが嬉しい。


さて...何か焼き物を...。
『今日の秋刀魚は脂のってるわよ。』



きたきたきた、きましたよ！これは立派な秋刀魚だなぁ！

レモンを絞り....おろしに醤油をかける。

まずはハラワタと熱燗。このほろ苦さが酒に合いすぎて涙が出る。
おろしと背中を始めとした身を合わせ、口に含み、熱燗。美味い。

片身を食べ終えたら、ここでひっくり返さずに中骨越しにもう半分の片身を食す。
食す・酒・食す・酒.....。



呑兵衛なら、これくらい基本（お前の基準だろ笑）。

でも秋刀魚は、色々と楽しめる魚である事は分かってくれると嬉しい。
口中をさっぱりしたいのなら、残ったレモンの身をかじるのも良いだろう。

無駄が無いのが一番！


ママ、お勘定宜しく～♪
突き出し　×1
熱燗（二合）　×1
ホタテ刺身　×1
さんまの塩焼き　×1

計2300円程。人にも懐にも優しい....。

良いお店っていうのは、お客さんとお店の人、『双方が良い』というのが条件だと思う。
少なくとも、『ほりこし亭』は、その条件がピタリと合っているお店である。

1.瓶ビールは、自ら冷蔵庫に赴き、持って来るべし。
2.注文は気長に待つべし。
3.客同士、ゆずり合いの精神を忘れるな。

だから、ついつい寄ってしまうんだ。